2013年9月12日木曜日

「質も量も焦るアップル」について考える

★☆ 日経記事について僕の思う事 ☆★
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今回のiPhone販売に5Sと5Cの2ラインあることに驚かされました。

それも価格ラインの違いを打ち出し、上位機種と下位機種の価格を1万円近く差をつけている。

そもそもiPhoneはバリエーションがなく記録容量や色違い(黒・白2種)のみのラインだった。iPadにしても同じでしたが、iPadミニを販売した時から販売ラインを増やす傾向にある。

今や5Sの本体価格は実質0円の2年契約に基づく通話料に含まれるローン支払いになっているが、実際の価格は低価格パソコンと変わらないほど高単価商品になっている。それも新商品の発表は1年毎に繰り返され支払いが澄まないまま買い替えを促しているような状況です。

とてもサイクルの早い上、価格が上昇傾向にあります。

iPhoneに限らず他の携帯電話も同じことを繰り返してきました。年々、新機能を付加価値として価格を上げて来たのです。この動きは今後も変わらないことと思います。

でもAppleは新機能搭載型の新機種で新商品を追加する動きで良いのでしょうか?

かつて故スティーブ・ジョブズが発案したイノベーションは今まで見たことのない商品を生み出すことだったと思います。その商品を世に送り込むことで、人々の生活や文化を変える影響力があることを目指して来たのではないでしょうか?

MP3プレーヤーやタッチパネル、iCloud、iPadなど今までになかった「サプライズ」を世に送すことこそAppleの偉業だった筈です。

それに引き換え今回の発表はどうでしょうか?

「指紋認証」が5Sの一番の売り?

一瞬耳を疑いました。日本の携帯電話市場には古くから取り入れられていた機能ではありませんか。

ガラパゴス携帯と言われる二つ折り携帯にもその機能は備わっています。

iPadミニを発売した当初から思っていた事ですが、Appleは革新的な発明が欠落してきているような気がします。世界シェアにばかり気を取られ、本来のAppleの魅力を見失って来ているのではないでようか?

僕はAppleファンです。iPhone・iPad・macを所有しています。Winと比べて圧倒的な使いやすさとデザインの良さ、そしてApple製品を利用している誇りのようなものがあります。

それは他社では為し得なかった「サプライズ」を常に創り出し、新商品が発表される事に胸をときめかせるプレゼンテーションが行われ、その商品を使う事で今までの生活がより便利になったからです。

今回の新商品のプレゼンを見ましたがマイナーチェンジ以外の何ものでもありません。

「欲しいけど、今の機種でも十分なので、まだ買い替えは控えておこう」

iPhoneやiPadが発売された時にそんな余裕はなかった筈です。

今後もAppleに期待します。サムソンやアンドロイド勢と鎬をを削りながら新興国のシェア獲得争いに翻弄するAppleに価格ラインのサプライズだけではなく「今まで見たこと無い商品」を世に送り出す新文化を与えてくれることに期待します。


本日も長文にお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。

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